作り手の近況と、これからのこと。

とってもとっても久しぶりな記事となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ジプシーレザーワークスの最近のこと、これから数ヵ月先の動きなどをゆるりとお伝えする回となります。

まずは近況のご報告

Nガレージさんのギャラリーにて初めてのPOP UP STOREを開催させていただいたり、最近赤ちゃんが産まれ新しい家族が増えたりと、なんだか密かに新たな生活が始まってるといった感じです。

そう、ここ最近の一番のニュースと言えば、赤ちゃんが産まれたこと。

命の誕生は、やっぱり感動的で、神秘的で、祈ることしかできなくて。

産まれてからも一時入院したりしてハラハラドキドキで、さらに今回は上の子供たちも手がかかるお年頃だったりして、そんなこんなで最近は一時革細工をお休みして、家族との生活に全力投球させていただいていました。

オーダーお待ちくださっているお客様の深いご理解と、両家の両親や周りのたくさんの方々にたっぷり支えてもらいながら、まだまだ絶賛あたふたしつつも、ようやく新たな生活のリズムが整いつつあるかなぁ、といった感じです。

普段、特に子供たちの身の回りのことを妻に任せっきりだったこともあり、この期間で家事育児レベルが2/100ぐらいアップしました。笑

なんだかこのまま、保育園のお帳面もしれっと僕が書き続けることになりそうな予感もしています。

それにしても、約一ヶ月ほとんど革に触れない生活を送りましたが、逆に修行で。笑

こんなに革から離れる時間が長かったのは、革細工をやりだしてからはじめてのことでした。正直、家事 育児 仕事と走り回っていていっぱいいっぱいだったのであっという間でしたが、革に関しては一ミリも進まないことにフラストレーションが溜まりまくっています。

この期間に進めていたことと言えば、少しの空き時間に鞄のデザインを起こしたり、製作予定リストを整えたり、将来のお店の壁面のディスプレイをイメージして少しだけイラストを描いたことぐらいだったかな。

これからまた、革細工に注げる時間が少しずつ増えてくるので、頭の中のイメージをひとつずつ形にしていければと思います。

今回、半ば強引に立ち止まって自分の現在地を考えてみましたが、まだまだ足りないことだらけ、固まらない部分だらけです。

技術面では試せていないことがたくさん。道具にしても、手に入れたいものがたくさん。道具の手入れにしても、さらに突き詰めるべきこだわりの部分にしても。発信内容や届け方にしても本当に伸ばすべきことだらけです。

そんな現在地を俯瞰してみて一瞬少しだけへこみながらも、心の奥底から沸々と沸き上がる情熱をこれからの作品作りに注ぎたいと思います。

大好きな革を心から楽しみ、革細工ができる喜びを感じながら、素敵なものをお届けしていけたら嬉しいです。

いつも関わってくださる、全ての方々に感謝申し上げます。これからもジプシーレザーワークスの成長を温かく見守っていただけると嬉しいです。

はじめてのPOP UP STORE！

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さかのぼること今年８月。

鹿児島県大崎町のNガレージさんからお声がけいただき、新しくオープンされたレンタルギャラリーをお借りしてジプシーレザーワークス初のPOP UP STOREを開催させていただきました。

POP UP STORE という形での出店はやってみたかったことのひとつだったので、新たな一歩を踏み出せたような気持ちでとても嬉しいチャレンジでした。

Nガレージのこうしろうさん、かおりさんご夫婦には、打ち合わせから準備までたくさんサポートしていただき、当日もお二人のお人柄に素敵なお客さんが集まり、優しさに溢れた一日となりました。

顔見知りのお客様も、初めてお会いするお客様も、たくさんの方々が足を運んでくださって、素敵な空間で新たな出会いや会話を楽しみながら、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

中でも印象的だったのは、栃木レザー社さんにて廃盤となり製造終了となった「栃木オイルドサドル ダークブラウン」という革で仕立てたレザービーチサンダルをお迎えいただいたお客様。

廃盤なので、もう二度と同じ革が世に出回ることの無い希少な素材であり、僕の手元にも、もうサンダルを作れる程の革も残っていなかったため正真正銘、最後のひとつ、というサンダルでした。

僕自身、心から気に入っていた革なだけに、廃盤はとても心苦しいですが、あんなにサンダルとの出会いを喜んでいただけて、とても嬉しかったです。

登山用のトレッキングシューズなどにも使われているビブラムソールを採用しているためそもそも丈夫な素材となっていますが、長くご愛用いただきソールが履きつぶれてきても、ソールのみ新しいものと交換することができる点が、レザーサンダルのいいところ。

きっと、たくさん履いて、大事に育てられるんだろうなーという印象の、素敵なお客様でした。

次はこんな風にしたいな、あんな風にしたいなと、これからの活動やワクワクする妄想もたくさん生まれて、とっても充実した一日となりました。お忙しいなか足を運んでくださった皆様方に、心から感謝申し上げます。

これから先の動き

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少しずつ生活のリズムが整い、革に触れられる時間も少しずつ確保できるようになってきました。

もうすでに、これから製作するものの準備や、オーダー内容の細かい打ち合わせなどが順次始まっています。良い雰囲気の革も入荷し、作りがいのあるご予約もいくつか控えていて、楽しみでなりません。

新たな技法を取り入れつつ感動するような作品をお届けしたい。

今年はスケジュール的に、クリスマスシーズンのイベント参加や作品などもお届けできませんでしたが、これからまた徐々にいろんなイベントに参加してお客様と直接お話しできる機会を増やしたいなーとワクワクしています。

革に触れずヤキモキしていたこの期間により深い意味を持たせるべく、これからより一層、ひたむきに革と向き合っていければと思います。

それでは、オーダーお待ちのお客様、いましばらくお待ちくださいね！！！！

最後まで読んでくださりありがとうございました。

インフォメーション

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ジプシーレザーワークス

福田こうじ