Last 沖縄 Day
20代前半の頃からいつかは行ってみたいなーと思っていた、珊瑚礁に囲まれた島国、沖縄。
沖縄県は、琉球王国の歴史や戦争の歴史などが色濃く、同じ日本なのにも関わらず独自の文化がたくさんあるとっても趣深い土地だなーと、興味を持っていました。
そんな沖縄県ですが、いつか沖縄に行ったらここだけは行ってみたい!と思っていた場所がありまして。
それはどこかと言いますと、『首里城』!!
私きっての希望で、沖縄旅最終日は首里城へ行ってきました。
立派な門やシーサー、くねくねと登る階段。砂利の代わりに珊瑚の欠片が敷かれていた広間もあり、沖縄っぽいなぁあ。遊び心ぉお。と感動の連続でした。
中でも感動したのは、アシンメトリーな形の石で見事に積み上げられた塀や石畳。
便利な電動カッターや重機なんかがなかった時代。このドでかいスケールでの職人さんたちひとりひとりの地道な作業、これはどれだけの労力と歳月がかかってできあがったのだろう?と感心するばかりでした。
多角形の石を一つ一つ切り出して、積み上げて、それに合わせて次の形の石をぴったり収まるように切り出して、、、。通路の一部分だけでも、気の遠くなるような歳月がかかったことでしょう。
それでも、ひとつひとつ、ほんの小さなパーツごとに集約された知識と技術の結晶がこの首里城で。当時の職人さんたちに想いを馳せるとロマンを感じます。
令和元年の10月に、首里城の正殿が火災により焼失してしまうという火災事故が発生し、現在はたくさんの職人さんたちが集結して再建に向けて大がかりな工事をされていました。
火災当時は、地域の方々も深く悲しい気持ちになったことだろうと思いますが、前を向いてそれすらも観光名所にしてしまっていました。現在の工事の様子をガラス張りの通路から見えるような工夫が施されていて、他の観光客の方々も見いっていました。素晴らしいアイデアだなと思います。
こうして時代を超え後世に愛されるものを作りあげる職人さんたちってすごいなと。職人さんたちだけではないですね。設計した人たちや計画した人たち。材料を準備した人たちや陰で協力したたくさんの人たち。たくさんの方々の思いの結晶です。
僕も、僕の持てるすべての力をひとつひとつの作品に込め、カッコいい作品をお届けできる職人になるぞー。そのためにこんなことやあんなことを磨いていくぞー!!と夢と希望が膨らむ、いい時間を過ごさせていただきました。
旅の終わり
初めての沖縄上陸は、とっても充実した楽しいものでした。
波打ち際で砕けた珊瑚礁がカラカラ音を立てる真っ白なビーチ、島の方や観光客でにぎわう街。そして海のアクティビティや子供も大人もはしゃいじゃうようほどの大きな遊具のある公園が多いこと。沖縄っぽい路地裏の街並みやガジュマルの木を生で見れたのも嬉しかったなぁ。いろんなところで沖縄を感じる4日間でした!
沖縄は、ソーキ蕎麦やハンバーガー、ジーマーミー豆腐や島らっきょうも、そしてオリオンビールも。ほんと美味しいものずくしです。
子供たちも汗だくになりながら4日間いっぱい歩いてくれました。ちっちゃい身体でよく頑張った!!
なにより、家族全員生まれて初めての沖縄でしたし、生まれて初めての経験を家族みんなでたくさん共有できたことが一番の収穫です。
道中いくつか沖縄の革屋さん巡りをできたのもとってもいい刺激をもらいました。そんな今回の沖縄の旅は、見聞も広がり革細工に関する今後の構想も深まる良い旅となりました。
さてさて、オーダーをお待ちいただいているお客様の元へ!!!という気持ちで鹿児島に帰ってきて、早速製作に入らせていただいています。
僕にしか作れないものを追い求め、お客様の人生に寄り添うもの作りができるよう、これからさらに精進していきます!温かく見守ってくださっているお客様、いつもありがとうございます!!
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ジプシーレザーワークス
福田こうじ