革のがま口コインケース
皆さんこんにちは!
Gypsy Leather Works のこうじです!
9月も半ばに差し掛かりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
朝晩はだいぶ暑さも和らぎ、風や空も少しずつ秋めいてきましたね。
お陰様で製作の方もはかどっちゃいます。
とは言え、日中は残暑でまだまだ暑い日が続きそうなので、熱中症に気をつけて夏を乗り切りましょうね!
さて、革の大敵である梅雨も過ぎ、あっという間に9月になりました。皆さん今年の梅雨は、ご愛用の革製品を、無事にカビから守ることができたでしょうか?
僕はなんとか、ひとつもカビが生えることなく乗り越えられました!嬉しい!!!
毎年梅雨時期の湿気で何かしら愛用品をダメにしてしまっていたので、今年は梅雨前のメンテナンスが実り、ミッションコンプリートです。
季節的に湿度も落ち着いてきたので、これから冬にかけての季節は『乾燥』に注意してメンテナンスしていただければと思います。
革のお財布やバッグなど、「ちょっとカサカサしてきなかな?」と思ったら、革用の保湿クリームを塗ってあげると、よりいい味が出てくることと思います!!!
いろんなところで秋を感じている今日この頃ですが、涼しくなるにつれて洋服の重ね着を楽しめたり、ファッションのバリエーションも増えてくる季節でもあります。
今日は秋らしいファッションアイテムの中から、ぷっくり可愛らしいフォルムのがま口コインケースをピックアップしてご紹介させていただきます。
がまぐちの歴史
『和』のイメージの強いがま口ですが、実は日本生まれでないことをご存知でしたか?
なんと、欧州生まれ、欧州育ちなんです。
歴史は明治時代に遡ります。
明治維新により欧米文化が日本に入ってきていた時代。
日本政府の御用商人であった山城屋和助(やましろや わすけ)という男が陸海軍の兵器の輸入のために海を渡りました。
その時にフランスで大流行していたのががま口のお財布やバッグで、それを和助さんが持ち帰ったのが、日本のがま口の歴史の始まりだそうです。
ちなみに当時の日本では、『懐中信玄袋』という巾着袋が流行していたそうですが、まもなくがま口のお財布が広まっていったそうです。
歴史を知った上でアイテムを選ぶのも楽しいですね!
がま口の魅力!!
がま口の名前の由来といえば、口金(金具)を開いた形が蝦蟇(がまがえる)の口と似ていることからついたようです。
『出したお金が帰る』という語呂合わせも有名なところで、縁起がいいとされています。
一昔前、僕が子供の頃は、「がま口のお財布」 = 「おばあちゃんの小銭入れ」 というレトロな印象が強かったですが、最近はいろいろなデザインや素材のものがあり、老若男女問わずカジュアルな小物へと昇華されたように思います。
がま口の魅力と言って最初に浮かんでくるのは、ぷっくり、ころんとしたあのなんとも可愛らしいフォルム。
口がガバッと開いて中身が取り出しやすいといった、使い勝手の良さにも定評があります。
そして口金を開閉する際に「らっきょう玉」と呼ばれる金具同士が絶妙な圧を受けながら擦れ『パチンッ!』と響く音にも風情を感じます。
まとめ
つまるところ、『がま口は可愛い』というところに行き着きます。
なぜ、あんなにも可愛らしいんでしょう。
ひとえにがま口コインケースといっても、手掛ける作家さんや素材によって雰囲気やフォルムがまるで違うのも、がま口選びの楽しいポイントだと思います。
サイズ感、汎用性の高さ、使い勝手の良さからも、プレゼントにもおすすめの作品となっております。
Gypsy Leather Works オンラインストアでは、ダークブラウン、キャメル、ブラックの三種類のご用意がございます。
ロゴパッチのカラー組み合わせのカスタムや、Dカンにショルダーストラップを付けて首や肩からぶら下げられるスタイルへのセミオーダーも、後々お受けできるよう展開させていただく予定です。
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